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変神(土神)があの小さな島 を去ってから、十年の月日 が流れておりました。 風神も雷神もあいかわらず くちゲンカしながらですが 島のみんなを守っており ました。 |
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「ピ〜ピ〜・・ピ〜・・・・・」 島では、小さなへびに似た土モノが散歩しています。 土モノというのは・・・・・ 変神がこの島に残した土でできたケモノたちのことです。 彼らの姿形はさまざまですが、みな土色の体をしています。 |
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ふと、小さな土モノが辺りを見渡すと花が枯れてきています。 この辺りは日陰もなくとても暑いのです。 「ハァ・・ハァ・・・・ ピィー!・・・・」 あまりの暑さで、小さな土モノはひからびてちりになって しまいました。異変がこの島にも近づいてきたのです。 |
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そんなころ、雲の上で風神と雷神は相談しておりました。 「なぁ、雷神よ・・・最近のこの暑さはなんだろうか。」 風神が汗をたらしながら、つぶやきました。 「暑けりゃ、そよ風を吹かせばよかろう。風神なんだから。」 「・・それがな。風を吹かせたところですぐに熱風になっちまう。 だからよ・・ここはひとつ大雨でも降らしちゃくれまいか。」 雷神はこれを聞いてちょっと困ってしまいました。 「・・それがな。雨雲を呼んでも雨を降らすまえに消えちまうぜ。 しぼむようにさ・・・。」 |
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〈・・つづく・・〉 |
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